●第16日目●12月23日(日) 曇り -→ カレンダーにもどる             

 今日はもうローマに移動。早めに起きて、ラヴェンナ散策。雪が凍っている。あまりの寒さに機嫌が悪い。有名なサン・アポリナーレ・イン・クラッセ教会には行けなかったが、小さなモザイクをたくさん見る事が出来て満足。ゴールドとターコイズブルー、ネイビーとワインカラーなどの組み合わせが美しい。ボローニャに2時頃に着き、乗り換えの電車まで2時間ほどあるので、お昼を食べることに。地元の人たちで賑わうTONYという小さなトラットリアで、タリアテッレ・アル・ラグー(ミートソース)とパンナコッタを食べる。うまかった。駅に戻ると驚いたことに、東京でたった一度面識のあるイタリア人に偶然再会。彼もガールフレンドと旅行中だった。彼は覚えていたかどうかはわからないが、まあいいや。
 ローマ行きのECに乗り込むと、スペイン人カップルが私たちの席を占拠していた。なんとかごまかそうとしていたが、bonoが追っ払ってくれた。なめんなよー。
 9時前に、ローマ近郊チャンピーノのピエルパオロ家に到着。ロ−マテルミニ駅から電車で15分くらいかかる。ピエルパオロは、bonoが一人旅をしていた時にたまたま知り合ったイタリア国鉄の車掌さん。歳も近く親しくなって、ローマに来るたびに泊めてもらったりしている。今回半年ぶりの再会。6日前に生まれたばかりのマッティーア(男の子)とご対面。ピエロパオロ夫妻の両家にとって待望の初孫誕生!!バルバラはオランダ人なので、御両親もオランダから駆けつける。そして間もなくクリスチャンにとって一番重要な日、「ナターレ」(クリスマス)を迎える。そんなところに、お邪魔虫な日本人2人...。

●第17日目●12月24日(月) 曇り -→ カレンダーにもどる             
 意志の疎通は難しい。昨夜bonoは、ピエルパオロたちと早朝にクリスマスパーティーの買い出しに行く約束をしていたのに、まんまと置いて行かれてしまってショックの朝。行くのかどうかはっきり伝わっていなかったようだ。
 ローマの町にくり出す。半年ぶりにsuzuganaruに行って、バックの入れ替え。私のネックレスも置いてもらう。コロッセオはリニューアルしていて、階上にはミュージアムができ、地下がむき出しになっていたアリーナには、板を渡した通路ができ、随分様相が変わっていた。なんだか違和感。
 クリスマスグッズを売る屋台で賑わうナヴォーナ広場で、ピタパンにブタのグリルを挟んだポルケッティを食べる。今日は24日だから、どこも午後には店じまいだ。早めにチャンピーノに戻る。ピエルパオロの両親ブルーノとマリーアもいっしょにイブディナー。マリーアはボンゴレのパスタ、バルバラのお母さん・ヤンニはサーモンのサラダを用意し、私たちはFerrariのシャンパンを奮発した。


 着々とクリスマスの準備。オランダとイタリアテイストの共演。
●第18日目●12月25日(火) 曇り -→ カレンダーにもどる             

 早朝、ブルーノ、マリーア、ヤン、ヤンニは揃ってミサに。その間にシャワーをすませる。ピエルパオロ宅はマンションで、玄関向かい合わせの一室を、バルバラのお母さん”ヤンニ”夫妻が別宅として借りていて、年に何回かイタリア滞在をしている。いつもは、不在の時におじゃましていたのだが、今回はいっしょ。当然、トイレやシャワーなど、何かと気を使う。パーティーの準備をしているうちに、ピエルパオロの兄弟たちがやってくる。そして、ピエルパオロ一族間のクリスマスプレゼント交換が始まってしまった。すっかり部外者の見学気分でいたのに、私たちの分までプレゼントが用意されていて、すっかり恐縮!

Antipasto
サーモンのサラダ・オランダ風

Primi piatti

マスタードのスープ(ピエルパオロとヤンニの合作)
マリーアのラザニア

レモンシャーベット&スプマンテ

Secondi piatti

サーモンの白ワイン蒸し・オランダ風
フィレ肉のグリーン胡椒ソース

Contorno

ナシの赤ワイン煮/ボイルド芽キャベツ

Dolcie

マリーアのレモンケ−キ&アップルパイ

エスプレッソ

 BUON NATALE! ...と、 お昼の12時から5時頃まで、宴は続いた。
 現在、9時30分。飲み過ぎ、食べ過ぎで眠い。だけどみんなは入れ代わり立ち代わりやって来るお客さんと話し続けている。タフだな〜。

前菜のサーモンサラダ。
甘酸っぱいはちみつドレッシングと
相性ピッタリ
●第19日目●12月26日(水) 曇り時々雨 -→ カレンダーにもどる             
 今朝は8時頃には起きていたが、ベットでゆっくりしていた。ヤンニたちも遅い朝。みんな揃ってオランダスタイルの朝食。チーズ、サーモン、パンチェッタ、ゆで卵、フレッシュフルーツジュース、パンにコーヒーと、しっかり食べる。今日は祭日なので、電車の本数も少ない。12時過ぎてローマ市内に出る。町中を歩いているのは、行き場を求めてさまよう観光客くらいだ。本当に静か。ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂の隣で、クリムト・ココーシュカ・シーレ展をやっていた。展示数は少なかったが、好きなクリムトをローマで見る事が出来てうれしい。
 小雨がふったりやんだり。パンテオンは本日閉館。トレビの泉へ行くと、観光客でにぎわっている。始めてクリスマスをカトリックの大本山の元で過ごしたわけだけど、クリスチャンでもないのに、イルミネーションやイベントで表面的に浮かれる日本のクリスマスとは全く違い、ミサに参列したり、各々家族ごとに過ごす様子は、むしろ日本のお正月のようだった。うろうろと歩き続けて、今、ポポロ広場近くのバールでひと休み。おいしそうなお惣菜や、ドルチェがショーウィンドウに並んでいる。


スペイン階段に設けられた
プレセピオ
●第20日目●12月27日(木) 曇り -→ カレンダーにもどる             
 S・M・マッジョーレや、S・プレッセーデ教会に行く。S・M・マッジョーレには、新しくミュージアムがオープンしいたし、お気に入りのS・プレッセーデ教会には、小さいけれど素敵なモザイクがある。そしてこの時期、どの教会にも「プレセピオ」というイエス誕生の場面を、人形を使って表現している模型が設置されている。それを見比べて歩くのも楽しい。
 テルミニ駅近くの屋根付きメルカートに買い出しに出かける。治安や衛生面などに問題があったのだろうか?もともとヴィットリオ・エマヌエーレ広場を囲むようにあったものが移動したのだ。魚屋、肉屋、八百屋、香辛料、穀物、衣類...ベッドまで売っている。野菜やエビ、挽いてもらった鳥肉などを買い込む。この近辺は中国やアジア系のお店が多く、ちょっと独特な雰囲気。わり箸や天つゆなどを探してみたが望むものはなかった。バチカン近くまで行き、カストローニという食材屋さんで調達。さまざまな国の食材があるので見ているだけでも飽きない。
 チャンピーノに戻ると、アメリカに住んでいるピエルパオロのいとこ一家や、友人のマッシモ一家など、いろいろな人たちに会う。マッシモとは、明日、ランチによばれる約束をした。
 今夜は、日本食パーティ。てんぷら、鳥つくねのてりやき、いんげんのあえもの、のり巻きを作る。やはり、玉葱のてんぷらが一番人気。つくねも好評。今日は6人分だったけど、慣れない場所や道具での調理は本当に疲れる。
●第21日目●12月28日(金) 晴れ -→ カレンダーにもどる             
 今朝もゆっくり。9時半頃までゴロゴロ。ヤンやヤンニたちと話しをしている間も、咳きがよく出て困る。お菓子を買って、1時頃マッシモ宅にお昼ごはんによばれに行く。アパートはチャンピーノ空港に面していて見晴らしがよく、天気の良い今日、雲ひとつない真っ青な空が一面に広がっている。が、たまに飛行機のすごい音。半年前に会った時には暴れん坊だったガブリエッレは、随分おとなしくなっていたが、私たちの訪問に大はしゃぎ。私の語学力は2才のガブリエッレ並なので、十分コミニュケーションがとれる。生まれたばかりの妹のジュリアは「マカロニほうれん荘」のキンドーさんそっくり。リゾッとや牛肉のミルク煮などを食べる。マッシモお手製リモンチェッロをボトル1本もらってしまう。明日はティボリに連れて行ってくれるみたいだけど、イタリア人の予定は未定。
 今日、フレディとティネケがオランダから到着し、もうヤンやヤンニたちとカステルガンドルフォに観光に出掛けたらしい。う〜ん、考えられない... 。と言うのは、フレディとヤンニがバルバラの実の父母なのだ。離婚後、ヤンニはヤンと再婚し、フレディの現在のパートナーはティネケと言う事。いつもはそれぞれが、一人娘であるバルバラ宅に遊びに来ているのだが、今回はちょうど初孫誕生!ということで、全員勢揃いしたのだ。カトリックなのに離婚率の高いイタリアでも、このようなオープンなつきあいが普通なのかどうか、イタリア人の友人聞いてみたところ、彼女はありえないと答えた。彼女は依然にバルバラの境遇を、「バルバラは幸せだね。みんな仲が良くて...」と言っていたが、当人たちは本当はどう思っているかはわからない。


青い空と
チャンピ−ノ空港の滑走路
●第22日目●12月29日(土) 曇り時々雨 -→ カレンダーにもどる             
 チャンピーノから電車で30分ほどの小さな町、フラスカーティに行く。残念ながら雨がしとしと。山あいにある坂だらけの小さな町。避暑地なので大きなヴィッラがある。ヴィッラには入れず、広大な庭を塀の間から覗き込む。やじるしに導かれ、カプチン派の教会に向かうことにする。が、坂を登れど教会はない。結局山の頂上まで来てしまい、そこに趣きも何もない小さな教会がぽつり...。フラスカーティは白ワインで有名なので、もっとたくさんワインのお店があるのかと思っていたら、そうでもなかった。お昼過ぎにはローマに着き、マルチェッロ劇場近くのダル・ポンピエーレへ。ローマに来ると一度は足を運ぶローマ料理のレストランの1つ。オーダーしたカルボナーラは少々塩辛く、フリットミストだと思ったらすべて羊の脳だった...。カンポ・ディフィオーリやナヴォーナ広場近くを散策。この辺りは地元の人たちが行くようなショップや古着屋がたくさんある。SUZUGANARUでTシャツを買い、bonoはマルチェッラから、いろいろな革をたくさんもらった。

ヴィッラ・アンドブランディーニ